nomadic work life balance

「七人の敵がいる」http://www.shueisha.co.jp/7ni-n、の中に、町内会の委員を引きうける羽目になった話があるんだけど、その中に、仕事がなかなか見つからないママさんが町内会の人の紹介で就職したというエピソードがあった。
 
仕事がしたい人は町内会に入るといい、と言いたい訳ではもちろんないけど、このエピソードには納得感があった。
 
私が住んでいる地域はコミュニティの力が比較的強い様に思う。町内会に限らず、地域に根差したボランティア団体やNPOなどとのつながりは、いろんな意味で有益な気がする。
 
計算ずくの嫌な人間と思われる事を覚悟で書くと、例えばある地域団体の顔役の人と親しくなれれば、さっき書いたような仕事の紹介のチャンスや、地元でのトラブル解決などで、力になってもらえるかも知れない。少なくとも、相談先の情報位はもらえると思う。
 
一方的に頼るだけでは難しいだろうから、普段から、活動に参加したり、役に立ちそうな情報を提供したり、出来る事があれば協力したり、いろいろしておいた方がいいと思う。
 
「七人の敵がいる」と同時期に読んだ「ツイッターノミクス」http://blogs.itmedia.co.jp/saito/2010/03/post-8047.htmlに、不思議な共通点の様なものを感じた。
 
誰かに対して無報酬で小さなサービスや情報を提供をし続けることが、結局は自分の利益になる、といった内容だった様に思う。ツイッターノミクスではSNS経由での活動について書いてあったけど、ネット上に限らないことだと思った。
 
うちの近所が特別コミュニティに力を入れているのかも知れないけど、私の知っている個人経営のお店などで、地域に貢献することで自分の利益にもなっていると思えるところが、複数ある。
 
私はいろんな意味で素人だけど、それでも、ソーシャルメディアをもう少し取り入れるだけで、お客さんを増やしたり、お店のシステムを楽にできたりするのでは、と思う時がよくある。
 
ウェブ系の仕事で起業を考えている様な人には、コミュニティの可能性を掘り起こす事を、是非検討してほしいと思う。
 
私が経験した限りでは、ボランティア団体や、地域のNPO、保育園などは、ITの活用が遅れているところが多い。私が言うまでもない事だろうけど、今回の災害がきっかけで、SNSの導入を検討している団体が多いと聞く。
 
もし何かやるなら、今のタイミングは追い風だと思う。でもこの特需はかなり短期間で終わる気がする。もう古い言葉のように思うけど、ドッグイヤー以上の速さで物事が進んでいる様に感じるから。
 
たとえば、SNS導入支援などのビジネスは、すでに学生がほぼ無料に近い額で提供しているとも聞く。プラスアルファのサービスが無いと、価格競争どころか、競争相手がボランティアという事になる気がする。
 
そのプラスアルファを強く出す自信がないから、私は自分のideaを実現するためには、起業ではなくて副業またはボランティアの形を選ぶのが現実的と、今は思ってる。 #nomadic_life
 

七人の敵がいる

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